ゴルフ会員権の販売価格は時価と言われることがあるほどで、頻繁に値段が変化するのも特徴です。一番最初はカントリークラブが新規にオープンした時に多くが発行されますが、様々な事情から相場が変動します。設備が充実しておりコースも攻略し甲斐があり人気が高まれば、それに連れて相場が上昇することがあるほか、世界的なゴルフ協会から素晴らしいコースだと認められ国際的なトーナメントが開催されることがあれば、そのステータスは一気に高まります。そのようなカントリークラブのゴルフ会員権は募集が行われると瞬時に品切れになるほどの大人気となり、プレミアが付くことから値段が高くなります。

一方、設備が老朽化したものの資金難から改修を実施する目途が立たず、会員も退会者が続出するなどした場合には、募集をしてもなかなか会員が集まらないことから相場が下落することがあります。ゴルフ会員権には投機目的という側面もあり、投資家の動きによって左右されることがあります。株式や投資信託などへの投棄が低迷している時にゴルフ会員権に白羽の矢が立ち、投機対象として人気の案件になれば相場に影響を与えて値段が上昇する事例もありました。このようにゴルフ会員権は多種多少な要素が積み重なって値段が変化する性質を持つことから、購入のタイミングや適正な価格であるのかなどを勘案して絶えず動向を見極めることが大切です。

特に投機目的ではなく、純粋にゴルフをプレーするのが目的である場合にはなおさらのことです。